「嗜好のメモ帳」をコンセプトに、自らの好奇心に反応した固有名詞を集めるブログです。検索エンジンが個人に最適化されて偶発的なインプットがしにくい時代。固有名詞を横展開することで新しい好奇心を刺激する。広く浅く深入りせず、趣味のマルチプレイを楽しんでいきましょう。

【Stockholm Surfboard Club】猛プッシュしたいスウェーデンのとっておきブランド

【Stockholm Surfboard Club】猛プッシュしたいスウェーデンのとっておきブランド
Chat GPT4によるこの記事のハイライト

スウェーデンの魅力とクリエイティブな才能が詰まった「Stockholm Surfboard Club」について熱く語るこのブログは、北欧の洗練されたファッションシーンへの興味をそそります。スウェーデンの特異な地理や歴史、そしてノーベル賞発祥の地としての背景を紹介し、IKEAやABBAなどの有名な輸出品を挙げつつ、ファッション界における最新の注目ブランド「Stockholm Surfboard Club」に焦点を当てます。そのユニークなデザインとサーフカルチャーとの融合が、新たなスタイルを生み出しています。このブログは、ファッション愛好家にはもちろん、北欧文化やクリエイティブなデザインに興味がある人々にも魅力的な読み物です。

クリエイティブ大国スウェーデンが生んだブランドたち

最近、スウェーデン周りに勢いを感じているのは私だけではないはず。

北欧、スカンジナビア半島のノルウェーとフィンランドに挟まれた南北に細長ーい国
北海道最北端の宗谷岬よりも北に位置し、中でも北極圏に含まれる北部地域は真冬では太陽が昇らない「極夜」が約1ヶ月、夏は夜になっても太陽が沈まない「白夜」が約1ヶ月続くような特殊な環境とも言える国。

国土の半分が森に覆われ、国土の97%は無人。
日本の約1.2倍程度の国土面積がありながら、人口はたったの約1,045万人(2021年)。

寒い地域ではモノづくりが発達しやすいといったことは様々なところで言われているが、例に漏れずスウェーデンもクリエイティブ領域ではかなり先進的と言える。

ダイナマイトを発明したノーベル賞の生みの親であるアルフレッド・ノーベルの出身地であり、日本でも不動の地位を確立した世界最大の家具メーカーIKEAの本拠点であり、かつて一斉を風靡し今なお世界中で愛される4人組ユニットABBAの生誕の地でもある。近年感度の高い人々に人気のラグジュアリーな香水ブランドByredoなどもそう。
そしてファッション領域ではAcne StudiosOUR LEGACY、そして我々にとっては懐かしのCheap MondayNudie Jeansといった人気ブランドも輩出した国、それがスウェーデンであります。

そして本題。
ここ最近でかなり「いいなあ」と思っているブランド、それがStockholm Surfboard Clubであります。

服の出会いは突然訪れる @SSENSE

「いいなあ」と思うに至った発端は、たしか、お馴染みSSENSE。メンズの新着順でソートをかけてSSENSEをいつものようにダラーっと流し見していたところ目に飛び込んできたこちらのジャケット。

メゾンブランドやデザイナーズブランドの第一線級の洋服が並ぶ中で、ザーッとスクロールしつつ見つけた違和感。

「なんかこの、頑張ってないゆるーい感じ、好きなんだよな。」と思いつつ商品ページに入ってみる。
古着にこういうのありそうっていう野暮ったさと、一方で「あえて」感が随所に散りばめられた洗練さとが合わさった、そこはかとなく伝わってくる絶妙なバランス感

私がSSENSEで惹かれたのはパープルではなくブラウンとグリーンで、このカタチのコーチジャケットは定番モデルなのか、23AWのオフィサシャルサイトにはこのカラーとブラックだけが掲載されていたが、ブラックなんかも男くさくて調子いい。

この色ムラのある染め感に、ボクシーなシルエット。そして最大の特徴はボタン幅を広めに取った3つボタンのスタイル。
ふっつーのストレートのパンツにこういった抜け感のあるトップスを羽織ったらいいよね、っていうのがすぐにイメージできる。オーセンティックな定番スタイルに少し違和感を持たせたような組み合わせが好みの私は、こういうのを見るとすぐさま欲しくなってしまうわけである。

Stockholm Surfboard Club relaxed fit trousers with elastic waistband, slant pockets and press folds.

そして、コーチジャケットの流れで色々物色していて見つけたのがこちら。女性モノで多種多様に展開されていそうな、中性的なフォルムとデザイン。ゴムウエストにワイドレッグなシルエット。生地がテロってろの化繊なので、着なくても歩いてるときの美しいドレープが容易に想像できる

こちらも定番なのか、色展開はさまざまで、これも気になったのは薄いグリーンなんだが、ベージュも悪くない。なんならパープルも悪くないし、ブラックだって尚のこといい。(…だけどピンクは選べない。)

クリエイティブな世界観で魅了するネクストブランド

Stockholm Surfboard Clubは、ブランド名に「サーフボード」を冠している通り、オフィシャルサイトでもサーフボードやウェットスーツを扱っている、ファッションとサーフを掛け合わせたブランド

ファッション×サーフって聞くとRon Hermanが真っ先に思い浮かぶが、ロンハーマンのようなクリーンで都会的なライフスタイルブランドって雰囲気よりは、音楽やアートといったクリエイティブな世界観にインスパイアされたようなアイテムが揃っているイメージ。北欧らしいミニマルなアイテムを有する一方で、奇抜なグラフィックを用いたプリントアイテムも毎シーズン発表しており、そのパンキッシュなアイテムたちが”Stockholm Surfboard Club”たらしめているといった感じ。

その独創的な世界観はインスタグラムを見ればまさに一目瞭然。

そして実は、Stockholm Surfboard Clubはサーフボードのシェイパー兼デザイナーのマンネ・グラッドとACNE STUDIOSの創設者であるジョニー・ヨハンソンによって2019年に設立されたブランド。感度の高い人々にこそハマる、まさに新進気鋭のネクストブランドである。

ということで、ABBA聴きたくなってきた。




  • URLをコピーしました!
目次